抜歯をする矯正治療のリスクを知ろう

矯正治療の一環で抜歯を行う事は、珍しくありません。
もちろん抜歯をする事で、歯がキレイに並ぶスペースが確保出来、矯正装置を外した後も、後戻りするリスクが低くなるなどのメリットはあります。

 

ですが抜歯をする事のデメリットもある事を理解しておく必要があります。
そもそも矯正治療で、抜歯は何本ぐらい抜くと思いますか?
歯の状態によっても変わりますが、基本的には上下で4本の歯を抜きます。
人によっては、親知らずも抜歯する事もあるので、親知らずを全て抜歯すると4本です。

 

すると矯正治療で最大8本抜歯する事になる訳です。
永久歯は全部で32本ですから、8本抜歯するという事は、かなりの割合だという事が分かります。
そして健康な歯を8本も抜く訳ですから、不都合な点も生じるわけです。

 

まず抜歯をすると、抜いた部分は骨が痩せてしまいます。
そして全体の噛む力が低下する事で、顎の骨も痩せてしまいます。
若いうちは骨も丈夫なので、日常生活に支障は出ませんが、骨がもろくなってしまう高齢者になると問題が生じる可能性もあるでしょう。

 

 

 

では、なぜデメリットがあるのに抜歯が行われるのでしょうか?
それは矯正治療の目的が、噛み合わせや歯の健康が第一目的ではなくなり、見た目重視になっているからです。確かに歯並びが悪いと、せっかくの美人なのに口元が残念という第一印象を持ってしまいます。
他にも海外では矯正治療をする事が当たり前なので、歯並びが悪いと家柄に問題があると思われてしまいがちです。

 

そして見た目を大きく変える事が出来、歯並びがキレイになったと実感しやすい治療法が抜歯による矯正治療なのです。